頭の上の蠅

文章を書くのは難しいです。

AIの話

 こんにちは。

 更新が途絶えてしまいました。ちなみにジョギングも最近していません。

 継続とは難しいものですね。

 どちらも趣味の範疇なので、自分のペースでのんびりやっていこうと思います。


 さて、今日はAIのお話をします。


 ストックフォトサイト「イメージナビ」で実在しないモデルの写真を提供し始めたそうです。

 モデルの親はAI、人工知能です。

 現実に存在しないモデルですから、契約期間もありませんし、年も取りません。もちろんスキャンダルも起こしません。

 全くリスクのない最高のモデルです。


 しかし、少し前まではAIがこんなにも精度を上げるとは考えてもみませんでした。

 Google翻訳で支離滅裂な翻訳をしてみたり、トイプードルと唐揚げを見間違えてみたり、人間にとってAIはちょっとアホなやつだったように思えます。

 しかし、AIはディープラーニングで膨大なデータから学習を繰り返しました。奴は内容を理解していないので要領はすこぶる悪いですが、一度覚えたことは忘れません。

 その結果、PONANZAはプロの棋士に二連続で勝ち、東ロボくんは東大には届かなかったものの、中堅私大受験生並みの点数を叩き出しました。

 小馬鹿にしていたアホな奴が要領が悪いながらもひたすら勉強を重ね、我々を追い越そうとしています。なんだか漫画の主人公のようですね。もっともAIは馬鹿にされて悔しくなんかなかったでしょうけど。


 私の好きな星新一ショートショートに「はい」という話があります。

 全人類がイヤリングを装着し、イヤリングから出される指示に従って生きる世界の話。

 イヤリングは決して間違った判断をしません。

 全くリスクのない理想的な社会がそこにあるというわけです。


 AIは単純な作業で失敗するリスクがありません。スキャンダルもストライキも起こしません。年も取りません。どんなに辛く当たっても精神を病みません。

 理想的な労働者ですね。

 周りで働く人の気が滅入りそうですが、周りで働くのもAIであれば問題ありません。


 そんな理想の社会が実現したとき、人間には何ができるのでしょうか。

 今のうちに働きもせず、歌ったり踊ったりして呑気に暮らす練習でもしておきたいものです。